超広角レンズ DT 11-18mm F4.5-5.6 を試す [レンズについて]
今回のレンズインプレッションレポートは、DT 11-18mm F4.5-5.6。35mm換算で16.5mmから27mm相当までをカバーする、超広角ズームレンズです。
(犬楠)
まずはレンズの外見から。標準ズームレンズのDT 18-70mm F3.5-5.6と比べると非常にボリュームがあります。特に最大径は83mmと、並べてみるとかなり大きく感じます。また、付属の花形バヨネット式のフードを付けると、かなりインパクトのある形状に。そして重さは360gと、ずっしりとした感じです。
実際はひとまわり大きい程度だが、形状のためか意外に大きく感じる
開口部のレンズはかなり出っ張っている。誤って触れないように常にレンズフードを付けておきたい
さて、このレンズですが、実は個人的にも非常に関心がありました。標準ズームレンズのDT 18-70mm F3.5-5.6でも35mm換算で27mm相当と、なかなかの広角撮影ができますが、風景撮影などではそれ以上を求めたい場合も多いからです。11mmと18mmでは数字の上ではたった7mmの違いしかありませんが、実際の画像では大きな違いが出るのです。
(※ここからの画像はクリックすると大きなサイズでご覧いただけます)
■18mm
18mm 1/200秒 F7.1 ISO 100
撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
■11mm
11mm 1/160秒 F7.1 ISO 100
撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
同じ風景を、同じ立ち位置から写したものですが、11mmならこんな感じでかなりの広範囲を撮影することができます。
また、超広角レンズならではの画像の“ゆがみ”も独特の効果として使うことができます。
18mm 1/250秒 F9.0 ISO 100
撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
というわけで、いろいろ撮影した画像をご覧ください。
11mm 1/500秒 F5.6 ISO 100 11mm 1/320秒 F9.0 ISO 100
撮影モード:絞り優先 撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス ±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
11mm 1/250秒 F9.0 ISO 100 11mm 1/30秒 F4.5 ISO 125
撮影モード:絞り優先 撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス ±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
11mm 1/1000秒 F4.5 ISO 100 11mm 1/30秒 F4.5 ISO 250
撮影モード:絞り優先 撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス ±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
11mm 1/80秒 F4.5 ISO 100 11mm 1/60秒 F4.5 ISO 100
撮影モード:絞り優先 撮影モード:絞り優先
±0.0 EV D-R:アドバンス ±0.0 EV D-R:アドバンス
WB:オート 画像仕上げ:スタンダード WB:オート 画像仕上げ:スタンダード
見慣れたものでも、広角レンズで撮るとデフォルメされた感じになり印象が一変しますね。
このDT 11-18mm F4.5-5.6は、大きなものをより大きく、広いスペースをより広く写すことができます。風景の撮影はもちろん、独特な効果を楽しむこともできるレンズです。デジタル一眼レフカメラだからこそ楽しめる“超広角”の世界。気になる方は購入を検討してはいかがでしょうか?
(犬楠)
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